ペットに必須のペット保険、様々な保険会社の種類が増えてきましたが、どれが一番いいのか、悩まれている方も多いと思います。
年間にかかる保険料、適用される症状、一日あたりの支給限度額から限度日数まで、単純に年間の保険料金のみで比較すると、
後々大きな違いが出てきてしまうのも事実です。
また、それら全てを比較しようとしても、一体何を重点に比較すればいいのか、比較すればするほどわからなくなってしまうと思います。
いつ、どんな症状で通院するのか、未来のことはわかりませんので、通院、入院のモデルケースを設定し、実際にどのくらいの差
が出るのか、現在主流のペット保険3社に絞って、実際に検証してみたいと思います。
まず、ペット保険に詳しいファイナンシャルプランナーの平野敦之氏によれば、生涯にかかる犬の医療費は平均で約100万円かかるとの
ことなので、単純に、生涯平均医療費100万円(※1)を平均寿命(※2)の月数で割ったときに、自己負担分の差が
各社でどのくらい差が出るのかという、非常に単純で、わかりやすい方法で検証します。
※1) 平均寿命については、犬の場合、一般に9〜14歳と言われているので、小型犬が14歳、中型犬が12歳、大型犬が10歳とします。
※2)平均医療費については、ペット保険会社の保険料の平均値から、およそ大型犬は中型犬の2割増、中型犬は小型犬の2割増の医療費
の差がありますので、小型犬の平均生涯医療費を80万円、中型犬の平均生涯医療費を100万円、大型犬の平均生涯医療費を120万円
と設定します。
日本獣医師会の調査によると、1日の入院費の平均は2706円、骨折手術の平均は3万9290円になります。
その他、悪性腫瘍の手術、結石除去手術や椎間板ヘルニア手術など、様々なリスクはありますが、今回のモデルケースでは、小型犬の場合、5才時に
5万円の手術+入院5日(1泊3000円)、8才時に10万円の手術+入院10日(1泊3000円)が一回ずつ起こると想定して算出します。 |