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素直でしつけやすく、家庭犬にはぴったりだ。ただ暑さ寒さに弱い面がある。またプライドが高く頑固でワガママな一面がある。 飼い主にとってはたまらなく可愛いペットといえるが、過度の甘やかしは禁物である。 わがままになったり、太りすぎたりしないように、しつけは忍耐強くしっかり実行する。いびきをかく犬なので、寝室は別にした ほうが無難である。 やわらかく薄い垂れた耳は、反って中がみえるローズ耳か、前に垂れているボタン耳になっている。 パグは短い体には適度なたくましさがあり、つやつやとした短くやわらかい被毛が生えている。 毛色はフォーン、アプリコット、銀色、黒がある。パグの尾はつく位置が高く、二重に巻いたものが好まれる。四肢もしっかりとしている。 古代中国の磁器や絵画にも描かれている、中国の古い愛玩犬である。 ペキニーズとパグは密接な関係があるという説もあるが、詳細は不明。 ヨーロッパには、17世紀にオランダ・東インド会社が伝え、特に王侯貴族に愛好された。オランダ、フランス、ドイツ、ロシアといった ヨーロッパ諸国では、変わった風貌と独特の個性をもった犬は、すぐに人気犬種になるという。 1日20〜30分程度、できれば2回の引き運動に、ボールなどを使った自由遊びを組み合わせるといい。 年齢、体調などや食事の量に合わせて、その時間や内容などは調節する。特に夏場はパグのことを考え、暑い時間を避けて、早朝 か夜遅くに運動させる。 また冬は屋内との温度差が少ない、暖かい時間を選んで行う。食事は1日1、2回が目安で、成犬で1回にする場合は夕方がいい。 内容は、栄養バランスのよいドライフードを基本に、副食類を2割程度加えて栄養補強した混合食でいい。 パグは大食漢で太りやすいため、過食は禁物である。 短く滑らかな被毛なので、手入れは簡単だ。体臭も少なく、日常は運動後などに、適温の蒸しタオルなどで体を拭いて、 皮膚を清潔に保つ。鼻の上など、餌の食べかすがたまりやすいシワの間は丹念に拭く必要がある。 ただし、あまりしつこく手入れをすると、それを嫌がるようになるので、手早く行う。 ブラッシングには、皮膚を傷めない用具が必要で、毛ヅヤが出る獣毛ブラシがおすすめだ。シャンプーは必要なときだけでよく、1ヵ月 に1度程度が目安となる。耳の掃除は、イヤーローションに浸した綿棒などでやさしく行う。 犬の健康を保つためにも、定期的に運動させる。 ハンサムとはいいがたいが、なんともいえない独特の魅力をもった犬種である。 深いシワが刻まれた顔は、黒々しているほどよいとされており、横からみるとまっ平らにみえるほど短い鼻が特徴的だ。 落ち着いた性格で、比較的飼いやすい種類といえるだろう。陽気でエネルギッシュでもあり、大胆で無邪気な面がある。 |
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