活動的で驚くほどスタミナをもっている。日光浴をさせる意味でも、1日1、2回は屋外へ出し運動させてやるといい。
筋肉をつける自由運動と骨を守る背筋をつけ、椎間板ヘルニアの予防にもなる引き運動を合わせて行うとよい。
成犬期の食事で気をつけなければならないのが、肥満である。
肥満により湿疹が出やすくなり、心臓に負担もかかりやすく、疲れやすくなる。
椎間板ヘルニアを引き起こす原因にもなるので、注意したい。
また、ダックスフンドは糖尿病や心臓病という老犬共通の症状を現すこともある。
ドイツやオーストリアの中型ピンシャーとスイスのジュラ・ハウンドの交雑によって、現在のダックスフンド(スムースヘアー)の元となった犬
が作られたといわれている。ダックスフンドの短足、胴長の愛嬌ある特徴的な外見は、犬の種類多しといえども、ダックスフンドは
かなり 知られている存在といえる。
大きさはスタンダードやミニチュアのほか、今日では体重2.3kg以下、胸囲30cm以下とさらに小型のカニンヘンも登場し、
ダックスフンドとして扱われる種類は3種になっている。
さらに毛質のタイプとして3種類があげられ、短く光沢のある短毛のスムースヘアー、ざらざら
としたかたい剛毛をもったワイアーヘアー、光沢がありウェーブがかったやわらかい毛質をもった長毛のロングヘアーがある。
毛色は赤、ブラックタン、チョコレートタン、タップルなどがある。
ダックスフンドは狩猟犬らしく機敏で活発、また愛情も深く魅力的な犬種である。特徴でも触れたように、短足と胴長の
体つきはユーモラスな雰囲気で、ちょこちょこ歩く姿が可愛らしい。
その後さらにダックスフンドはシュナウザーや他のテリアとの交配で、ワイアーヘアーが誕生した。
ロングヘアーはスパニエルとの交配により、15世紀ごろに作り出されたといわれるが、詳細は不明。
ドイツ語でアナグマを意味し、もともとアナグマの狩猟犬として誕生した。
スタンダードからミニチュアへの改良は、ウサギやオコジョなどさらに小型の動物の狩猟犬を目的としてなされた。
さまざまな狩猟の環境に適応するよう、ダックスフンドはいろいろな毛質のものが作りだされた。
こうした種が家庭犬としても人気を得て、ペットとして好んで飼育されている。
知らない人が訪ねてくると、鳴いて教えてくれる。今日では、本来の目的だった狩猟犬というよりも、ペットとしての
人気が高い。従順で明朗、家族にもよくなつき番犬として適しているため、ダックスフンドは人気の高い犬である。
どの被毛のタイプでも、まめにブラッシングしてやり、必要に応じてシャンプーする。
シャンプー後は必ず完全に乾かし、温かく保つこと。
ダックスフンドのスムースタイプに関してはビロードの布やセーム革などで被毛をこすってやるとツヤが出る。
余剰に伸びた毛のカットを基本に考えれば、トリミングはそれほど難しいものではない。 |