明確な文献などが残されていないのでシェルティーの起源は定かではない。しかし、外見からスコットランドの
作業犬であるコリーが祖先であることは確実だ。
イギリス・スコットランドの北北東にあるシェットランド諸島は植物が育ちにくいため草木に乏しく、ゴツゴツ
とした岩だらけの土地だ。しぱしば激しい嵐にも見舞われる気候風土のため、家畜を飼育することが難しく、
小型で耐久力がある動物のみが生きのびられた。

そのため、家畜の小型化が推奨され、ヒツジもスコットランドのものと比べて約半分の大きさであったという。
そこで、ヒツジを追う牧羊犬も約半分の大きさに改良が行われた。こうしてはシェルティー誕生し、
島に住むほかの小型犬種との異種交配も手伝って、さらにシェルティーの小型化が進んだのだろう。