大きな頭と丸太のような胴、短い足をもつずんぐりとした体型の小型犬。ネコのような立ち耳で顔はキツネに
似ているがずるがしこさはなく、愛矯たっぷりで、つねに知的で好奇心旺盛な表情をそなえている。
祖先犬は、イギリス・プランタジネット朝(1154〜1399)の初代国王であるヘンリー2世(1133〜1189)に愛されていたこ
とで知られており、イギリス王室の犬といえぱこの犬といわれるほどである。
ウェルシュコーギーはこのペンブロークのほかにカーディガンという種類がいる。ペンブロークはカーディガン
より新しい犬種で耳が丸く、尾が短い。
我慢強く、飼い主に対しては並々ならぬ愛1青を示してくれるが、鋭い観察眼があり、愛情の押し売りをしないと
いう賢さもあわせもつ。
活発で堂々としているように見えるが人に対しての細やかな気遣いも申し分ない。
しかし、落ち着きがなく興奮しやすいという一面もある。
中くらいの長さで、短く密生している下毛と粗くて長い上毛の二重毛。上毛は寝ており、前肢と後肢、
腹部の毛は長い。
ウェルシュコーギーの首のまわりや肩、胸の部分の毛もやや長めで、密生している。
上毛はレッド、セーブル、フォーンの単色、ブラック・アンド・タンもしくはこれらにホワイトの斑が認められている。