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骨折
骨の破損は骨折といわれます。ほと
んどの骨折は交通事故か落下によって
起こります。
一般的には、大腿骨、骨盤、顎、そ
して脊椎の骨折がみられます。かろう
じて見えるくらいのひびから完全な粉
砕まで、さまざまな骨折があります。
骨が2つ以上に分かれるもっとも一
般的な骨折は、完全骨折と呼びます。
開放骨折は、骨が皮膚から突き抜け
ていて見た目にも明らかです。汚れや
細菌によって、開放骨折した傷口が汚
染されます。
単純骨折では、骨折部位は見えませ
んが痺痛と腫脹を示します。
それ以外には、離断せずに骨が圧迫
されたり裂けたりする骨折があります。
若い木を曲げたときに枝は裂けます
が2つに分かれません。これと同じこ
とが若齢犬の骨折でもみられ、若木骨
折と呼ばれます。
骨折はすべて、局所の痺痛と腫脹が
認められます。長骨骨折では、犬は肢
に負担をかけられなかったり、変形し
て肢の長さが短くみえるといった症状
を示します。
診断と治療 まず命にかかわる損傷の
有無を確認します。そして骨折を治療
をする前に、ショックと痛みをやわらげ
る薬物を投与し、必要な場合には静脈
から輸液や輸血をします。
]線検査によって骨折部位を診断し、
骨折の程度に応じて外科的に整復し、
ギプスや添え木で固定します。
それ以外の骨折は、金属のプレート、
ピン、ワイヤ、囁子、または固定器と
いわれる骨外の装置を用いた外科手術
を必要とします。
骨折部位は、その後、新生骨がつく
られ整復します。若齢犬は治りも早く
なります。筋肉質の犬は、骨折部位周
辺にすでに血管が十分にあるため、早
く治ります。
ホイペットやイタリアン・グレイハウ
ンドは、四肢の遠位部の骨が薄くて少
しの筋肉しかありません。そのため、
治癒が困難だったり、治癒しなくなっ
てしまうことがあります。 |